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手術前日

19日昼過ぎ、入院。部屋は9階の呼吸器病棟だ。
外来で術前の検査をひと通り終えた後、部屋の荷物を整理しながら、看護師さんから今日これからの予定を聞かされる。
「明日からしばらくシャワーが使えないので、今日入っておかれたほうがいいですよ」との言葉でシャワールームを使わせてもらう。
鏡に映る、洗濯板のような胸。明日はここにメスが入る…

部屋は4人部屋で、それぞれに病状を抱えた患者さんがひっそりと静まり返っている。部屋は酸素吸入の音と、ときおり咳き込む声が聞こえるくらい。

「鈴木さんの手術を担当させていただくHです。どうぞよろしくお願いします」
呼吸器外科副部長のH医師が病室を訪ねてくださり、手術についての簡単な説明を聞いた。
左わき腹からカメラを入れて映像を見ながら腫瘍を取り除くのだそう。その間、右肺は動きを止められぺしゃんこになった状態で手術が進むと、これは前回のM医師の話で聞いていた。

「腫瘍の状況や動脈からの出血があった場合、途中で術式が変わることもあります」

この際だから先生に私の症状のあらましと、腫瘍を摘出したことで改善する可能性を聞いてみた。

「倦怠感や発汗の異常、食欲についてはなんともいえません。ただ、味覚の異常についてはごくわずかですがそういった症例もあるようですね」

う~ん、やはり、あまり多くを望むのは無理と言うものか・・・


その後、担当の麻酔科医師からの説明もあり、あとは明日の「そのとき」を待つだけとなる。付き添ってくれていた女房と三女にも帰ってもらい、長い夜の始まりだ。

夕食以降は絶食となるため、なるべくお腹に入れようとするが、病院の食事はどうしてこんなに味気ないのだろう。口に入れて咀嚼しようとしても、唾液が出てこずに飲み込むのが一苦労だ。結局三分の二ほどは残してしまった。

病棟内は静かだが、眠剤の効きが遅く、また足のだるさがひどくて寝付けなかった。


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Author:smile
わが家のワンコを溺愛する「わんこおやじ」。
本業(写真店)のかたわらワンコ用スイーツも作っています。

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