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靖国へ

昔々の流行歌に、「九段の母」という歌がある。


  上野駅から 九段まで
  勝手知らない じれったさ
  杖を頼りに 一日がかり
  倅来たぞや 会いに来た

  空を衝くよな 大鳥居
  こんな立派な お社に
  神とまつられ もったいなさよ
  母は泣けます うれしさに



日本には、いい歌があるなあ…

特に二番の歌詞には、いつもジンときてしまう。

だれがうれしさに、泣くものか。



「言外の意を汲む」ことのできる民族だからこそ、特攻隊員、いや、死地に赴いた若き戦士たちの多くが家族に宛てた遺書もまた、読む人の胸を打つのだと思う。


私は皇国日本を護るべく、喜んで敵艦に体当たりいたします。
お父様お母様、どうぞお体を大切に。



なにを言っても書いても罰せられるなんていうことのない今の世の中からは、とうてい及びもつかない時代。はっとするほど美しい毛筆やペン字でしたためられた遺書の多くが、70年も昔にたかだか二十歳前後でしかない若者たちによって綴られたという事実を前に、教えられることは限りなく多く、一語一句の持つ意味は、限りなく重い。




この日の東京は、凍てつくような寒さ。

86030001.jpg


まだ親爺の喪が明けていないので、大鳥居をくぐらずに拝殿まで進み、手を合わせた。


二礼二拍手、そして一礼。


86030002.jpg




遊就館の脇に建つ、特攻隊員の銅像。


思わず、落下傘中央の金具に目が行ってしまう。

86030004.jpg


四方のベルトを十字に固定する金具…つい先日、手にしたものとおんなじだ。

死にに行く自分たちになぜ、こんなものが必要なのか、きっと彼らは考えたことだろう。




そしてこの日もいつものように、遊就館の中で夕方まで過ごした。



私にとって、大切な大切な、かけがえのない一日…。




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Author:smile
わが家のワンコを溺愛する「わんこおやじ」。
本業(写真店)のかたわらワンコ用スイーツも作っています。

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