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納棺師

通夜の日の昼前、それまで布団に寝かせてあったじいさんをお棺へ移す、「納棺の儀」がおこなわれた。

われわれ家族が見守る中、納棺師がひとつひとつ手順を踏むようにじいさんを拭き清め、衣類を着替えさせ、死化粧を施す。


静かに、じつに丁寧に、ことが運んでいく。そこにはかつて見た映画、「おくりびと」と同じ世界が繰り広げられていた。


というより、こちらは本物だ。


まだ若い男性の納棺師なのに、その物腰や所作のひとつひとつに死者への敬意が感じられる。

じいさんの葬儀に関わるセレモニーの中で、いちばん感動したことかもしれない。

まさにプロフェッショナル。



納棺って、昔はこんな煩雑でていねいなセレモニーなんかじゃなかったと思う。

むしろ、「すみません、ちょっと席を外していてください」といわれるほど、あまり遺族に見せたくないもののひとつであったろう。



あの世へ旅立つひと、見送るひとが心に折り合いをつけるための儀式。

いいものを見せてもらったと、思う。


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Author:smile
わが家のワンコを溺愛する「わんこおやじ」。
本業(写真店)のかたわらワンコ用スイーツも作っています。

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