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一年

ラムさんがこの世からいなくなって、今日で1年が経つ。


朝、仕事に出かける前に、墓参りをした。

お供えにと昨夜のうちに買っておいた、甘いケーキ。

生きている間は決して食べられなかった、チョコレートケーキを選んだ。


さあ、いくらでもお食べ。

大好きだった牛乳も、コップになみなみと注いでやる。


おまえがいなくて寂しいけれど、今日は大切な、1st Anniversary

一日中、君のことを考えていよう。


ぽっかりと、穴はあいたままだけど…。





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10th anniversary

わが家のゆうきも、ついに10才を迎えた。

ハッピーバースデイ!


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高齢犬の仲間入りをしても、あいかわらずコドモコドモしていて、ワンパクで、思いっきり小心者で、ひと一倍の甘えん坊は変らない。

どうかどうか、ゆうきにとってこの先も穏やかな人生でありますように…。


たかが犬

先日の日記をたまたま目にしていただき、辛い話題にもかかわらずコメントを寄せてくださった方、どうもありがとうございました。コメントに返信するのもどうかと思い、この場にてお礼申し上げます。


「たかが犬」、ではありますけど、私はラムやゆうきと一緒に暮らしてきたことで、どれほど多くのことを教えてもらい、どれほどたくさんの幸せをもらっているか計り知れません。


「お別れのときが辛くて、私はもう二度と犬を飼いたくない」

そうおっしゃる人はずいぶんたくさんいらっしゃいます。

でもそれは、それだけ多くの幸せの日々を愛犬と共有してきたことの裏返しでもありましょう。




ラムがこの世からいなくなって、早いもので10日が経ちました。

それでも生前ラムを気にかけてくださったお客さんが顔を見せたりするだけで胸が詰まってしまい、情けないことに、言葉が出てこなかったりします。

この1匹の雑種犬と過ごした時間を思うと、過去の記憶として心の隅にきちんと折りたたまれるまでには、私のような心の脆い人間にはまだまだ時間が必要なのでしょう。




今から8年前、このWANパク日記をつけ始めたころに書いたことがあります。

それは、「イヌを外で飼うのは、ラムで終わりにしよう」と決めたことでした。




私たちの世代、イヌを飼う動機のほとんどは、近所の飼い犬が子供を生んだからそれをもらってくるとか、学校帰りに神社の前に捨ててあったみかん箱の中の捨て犬を持ち帰ることから始まったように思います。

親を説得し、庭の片隅に粗末な犬小屋を作り、雨の日も風の日も鎖につながれて、人間の残飯を与えられ、飼い主の気が向いたときだけ散歩に連れて行ってもらえる。

犬とはそういうものだと、私は思っていました。




15年前、あるお家の縁の下に野犬が産み落とした仔犬を貰い受け、ラムと名前をつけたたときも、犬に対する考え方は昔の自分と大差ありません。

そして思ったのです。

「店の番犬にもなるし」





何年かしてゆうきを家族に迎え入れてから、私の犬に対する認識は大きく変りました。このことはゆうきに教えられたといってもいいかもしれません。

イヌは元来、どんなときも「家族」と一緒に居たがる生き物なんだ。

その意味では、人間同様、むしろ人間以上に家族の絆を求める生き物だったのです。




私の仕事が終わると、夜は一人ぼっちで店の裏で留守番を強いられるラムに対して、はじめて後ろめたい感情に襲われました。

車に乗りこむとき、いつもフェンスの向こうで心なしか悲しそうな目でラムは私を見つめます。

「どうして私は連れていってもらえないの?」

家族なのに…




その視線に対するせめてもの代償、いや、単に言い訳が欲しくて特に晩年のラムには大甘な飼い主になったのかもしれません。




わずか1mちょっとの鎖につながれ、体は汚れ、吹きさらしの小屋にうずくまる犬たち。

犬って、そういうものじゃん。と思う人がいても、それは人それぞれです。

犬は犬であって、人間じゃないのだから。

でも、それはひょっとしたら人間の思い上がりかもしれない。

どんな犬も、本当はいつも飼い主の足元にいたいんだ。


ラムとゆうきに教えられました。


たかが犬。


でも、大切な家族です。






ラムのいない日々

朝、店の駐車場に車を入れる。

まず目がいくのは、ラムのいる場所だ。

感情の乏しくなった黒い二つの目が、じっと私を見つめる。

ああ、今日も無事でいてくれた。

おはよう、ラムさん。

そんな安堵から始まっていた私の一日。

そうやって残り少なくなった時間を積み重ねてきたのだけれど…




この一年、「そのとき」が来ることを、考えない日はなかった。


キャッチャーがミットを構えるように、「そのとき」を受け入れる心の準備だけはしておいたつもりだった。


でも、その日はやっぱり唐突にやってきた。




いつもなら小屋の中で寝ているはずのラムが、こんなに寒い朝なのにコンクリートの上にうずくまり、顔だけ私のほうを見ている。

異変が起きていた。

四肢に力がまったく入らず、下半身がウンチにまみれながらも、じっと私を待っていたのだ。


抱き起こしてみると、寒いはずだろうに、震えが伝わってこない。おまえ、いつからこうしていたんだ?

急いで苦しがるラムを店に運びいれ、暖房をがんがんに炊きながら体の汚れを拭いてやる。

ごめんよごめんよ。

知らせを聞いた女房も飛んできて、ふたりで介抱する。



ときおりなにかを訴えるように「アウッ アウッ」と力のない叫び声をあげる。お腹が痛いのか。それとも垂れ流しのお尻が気になるのだろうか。

注射器で水や砂糖水を口に流し込んでやるが、飲み込む力もあまり残っていない。舌が白くなり、心なしか肉球もひんやりしてきた。


成人の前撮りの撮影を終え、お客さんを見送ってから戻ってみると、呼吸が今までよりも浅くなってきた。

そしてあぶくを吐くようになった。あぶくには腹水と同じ、ほんのりと血の色が混じっていて、枕にしているタオルが桜色に染まっていく。

もういいよ。ラムさんよくがんばったよ。もうじゅうぶんだよ。

そうつぶやきながら二人して体をさする。

いっしょうけんめい。それしかできないもどかしさに抗いながら。



火曜日にも体調が急変し、急きょ7回目となる腹水を抜いてもらったばかりなのに、もうラムのお腹はまん丸だ。

そんなお腹をとうとう支えきれなくなったガリガリの手足。

それでも最後の最後まで、ラムは生きることをあきらめなかった。

その小さな灯りが、いま消えようとしている。

もういいよ。もういいんだよ。



やがて、ラムの鼓動を感じ取っていた私の手のひらに、伝わるものがなくなった。

女房と目を合わせる。

動かなくなったラムが、そのあと2度、ねだるように口をあけて息を吸おうとした。




ラムの目は、いつまでも閉じようとしなかった。


ram last day



次の日の朝、ラムの亡骸を家の庭に埋めた。

ラムの看取りを陰で支えてくれた長女が言った。

「ここに木を植えようよ」

なんの木が、いいだろう。





店に行く。

でもラムは、もういない。




その日、洗濯物は山ほどあった。

店のすべてのタオル類を使い切ったからだ。


洗濯物を干し、片付け仕事をしているうちはいい。

することがなくなると、視界の片隅でラムの姿を探している自分に気づく。




店の中にBGMを流す気にもならず、かろうじて聞き取れない程度にラジオの音を流して、わずかなノイズの中に自分を浸し、ボ~ッとしている。

翌日も、その次の日も。


そして4日目、心積もりはしていたはずなのに、軽いペットロス症候群からまだ抜け出せないでいる。



やり甲斐

年に3~4回顔を見せてくださるお客さん、その人はキャバリア・キングチャールズ・スパニエルを飼っていて、いつも写真のついでにわんこクッキーを二つ三つ買っていかれる。

そのお客さんが、昨日はわんこクッキーだけを買いにやってこられた。


「うちの犬がすっかり弱ってしまってね、もうどんなフードもおやつも受けつけなくなってしまったんだ」

この人のところも、そろそろお別れのときが近づいているらしい。

「だけど、不思議だよね、このクッキーだけは喜んで食べてくれるんだよ」


どれがいいだろう、やっぱりチーズかな、シニアってのはどうだろうと、愛犬が少しでも喜びそうなものを真剣な眼差しで両の手に乗せていく。



「これを主食にしても、かまわんだろうかね」

ほかに栄養をとるすべがないのなら、迷うことは何もないだろう。

「どんどんあげていただいて構わないと思います。体にいいもので作ってますから」


私もラムさんに対しては、健康にどうだからとか、もはや何も考えていないといっていい。

残された時間の短い子にとって、なにが大切なことか。


私もこのところ、そんなことばっかり考えている。


この人が帰られて、ふと、わんこケーキは食べてくれるだろうかと思い、冷凍庫からひとつ取り出し駐車場に出てみると、この方の車はまだ停まっていた。

後席の愛犬に、ひたすらクッキーを食べさせているところだった。

「よかったら、このケーキも食べさせてあげてみてください」



この人はたしかどこかの中堅企業の社長さんだ。

その社長さんが、「お~食べる食べる!」と満面の笑みをほころばせながら老犬にクッキーをひと粒ずつ手渡しで食べさせていた。



私の作ったものが、お役に立った。

クッキーを作り続ける限り、この犬のことは決して忘れることはないだろう。


夏に備える

中部地方は今のところわりと涼しい日が続いているが、今年の夏も猛暑となりそうだと気象庁が予報している。

涼しさに慣れた体に連日40度近い熱波が襲うなんて、これからの日々を考えるだけでもクラクラしてきそうだ。


そんな猛暑を乗り切るには、熱を発散しやすい体にしなければならない。

というわけで昨日はゆうきと虎弥太の床屋さんをした。

とりわけコイツは年中「寒冷地仕様」の毛深さだ。下回りだけでもすっきりしておけば放熱効果はずいぶんと違ってくるだろう。

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バリカンを当てられながら本人も気持ちがいいのか、ひっくり返されたまま微動だにしない。


ほう~ら虎弥太、きれいになったぞ。


虎刈りにされたのも知らず、本人は嬉しそうにはしゃぎ回っていた。




フロントライン

わが家の周りには野生動物が多い。

タヌキにキツネにニホンザル、イノシシにハクビシン…

こんなのが、夜な夜な出没しているそうな。

なかでもこのところ年がら年中、イノシシの群れが民家の周辺を餌場にするようになった。

そんな動物たちが歩き回った草むらには、たいてい彼らが落としていったダニの子供が潜んでいて、ワンコが散歩中にうかつに草むらに顔を突っ込もうものなら、そいつを拾う確率がとても高い。

ものの本によると、葉陰に隠れていたダニの子供は、寄生先となる動物が近づくと本能的にそれを察知し、ワンチャンスを逃さずとても敏捷に飛び移るんだそうだ。


「社会のダニ」、「ダニのような奴」など、ダニにまつわるイメージはことごとく最悪。

ノミとかダニとか、こんな嫌われ者の存在理由なんて、いったいどこにあるのだろう。

いや、案外われわれのあずかり知らぬところで動物社会にすごく貢献していることがあったりするのかもしれないが…


先月つけたフロントライン(ノミ・ダニ駆除薬)の効力が薄れてきたのか、ゆうきの鼻先にしがみついている小さなダニを見つけた。

これはまだ他にもいるかもしれない。

ちょうどいい機会なので、風通しをよくしようと、おとといバリカンで丸刈りにした。

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そしてシャンプーをした翌日、フロントラインを背中に垂らす。

これで24時間すれば、「ダニバリアー」が全身にいきわたり、どこで散歩しようとへっちゃらだ。

フロントラインは田舎のワンコにとって、なくてはならない常備薬なのだ。


おでかけしたよ

とうちゃんとかあちゃんと3にんで、こうえんへおでかけしたよ。

ボクのしらないこうえんで、ひこうきがちかくをぶうん、ってとんでいる。

かぶとむしよりもからすよりもおおきそうだよ。

ずっととうちゃんのそばでひこうきをみるのにつきあっていたけど、ボク、そんなのちっともおもしろくないよ。

ひこうきなんて、たいくつなだけじゃん。って、とうちゃんにいったら、「よし、じゃあ あそぶか!」といって、となりにあるひろばへつれていってくれたんだ。

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とたんにボクのえんじんもぜんかいさ。

こんなにひろいと、ボクもおもいっきりはやくはしれる。

じそく100きろはだせるよ。ほんとだよ。

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ひさしぶりにじそく100きろではしったもんだからつかれちゃったけど、すっごくたのしかった。

とうちゃん、またつれてってね。


魔法使い

「ただいま~」

強烈な空腹感と、一日が終わった少しの安堵とともにわが家の玄関を開けると、

「おかえり~」という女房の声と競争するように、ダッシュで足元へ駆けつけてくる。

そしてひくひくと、痙攣でもするかのように小さな手足をひくつかせ、声にならない声で私に甘えるゆうき。

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どんなに疲れたときでも、ものの1分で私はすっかり癒されてしまう。


このちっぽけなワンコは、そんな魔法を使うことができるのだ。


こたつ犬三態

こたつの番犬をしているときのゆうきは

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「ちょっとだけよ」をしてみたり


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妖怪犬に変身してみたりするが


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どんなかっこうでもかわいいのです。


プロフィール

smile

Author:smile
わが家のワンコを溺愛する「わんこおやじ」。
本業(写真店)のかたわらワンコ用スイーツも作っています。

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