検査そして入院

数度の外来診察ののち、入院してじっくり検査をしましょうということになった。このころになると外来で見てもらうにも一人では無理で、女房に車椅子に乗せてもらっての診察になった。

2月末、撮影の仕事が一段落したタイミングで入院、そして検査が始まる。
胸部CT、MRI、腹部CT、甲状腺エコー、腹部エコー、24時間の蓄尿、神経伝達検査、脳のCTなどなど。

入院の時点で体に現れている症状は次のようなものだ。


強い倦怠感と疲労感

体重の著しい減少

体に力が入らない

食欲なし

不眠 (処方の眠剤いずれも効かず、発汗と倦怠感で気持ちが絶えず落ち着かない感じ)

異常な発汗 汗がべたつく  就寝時、特に手のひらと足の裏

体感温度がいつも低い 適温がわからない

味覚障害 食べるものに苦味を感じる

集中力が続かない 次の行動になかなか移れない

あらゆることに意欲がわかない

手指の硬直 声のかすれ



入院時、いちばん厄介だったのが、汗だった。
室内は適度な暖房が効いており、暑くも寒くもなく快適な環境のはずが、私のシーツの下は汗でびっしょりなのだ。
看護士さんに事情を理解してもらい、シーツの交換など、便宜を図ってもらうほかに、シャワーを毎日浴びさせてもらえるようになった。これはいちいち点滴チューブを外し、防水をしなければならないので看護士さんもたいへんだったろう。


また食事が糖質コントロール&減塩食だったため、ただでさえ乏しい食欲がさらに失せてしまい、入院後半時にはご飯がほとんど喉を通らなくなった。
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悪寒と脂汗

2月に入り、困憊しきっていた体にまた新たな症状が加わる。
暖かい部屋の中でも体はぞくぞくするほど寒く、布団をかぶっていると寒さとは真逆の汗が体中から染み出してくるのだ。
普通の汗とは違う、脂汗のような気持ちの悪い汗。

海水を頭からかぶり、生乾きのまま服を着ているような、なんともいえない気持ちの悪さが体を包んでいく。
夜、寝ているときは手のひらと足の裏がその汗でべとべとになり、夜中に何度も手足を洗いに起き出さねばならなくなった。

不眠

私が睡眠導入剤のお世話になってから、かれこれ7~8年になる。
寝ることにかけてはなんの不安もなかった私が、ある日突然といった形で寝られなくなった。

循環器科の主治医の先生は
「加齢でこういうことはよくあるから。 眠剤を出しておきましょう」

トリアゾラム、またはゾルピデム。これで朝までぐっすり。
それ以来、眠剤のお世話になりつつも寝ることに不安がなくなったのだが、今年の正月明けあたりからそれまでの薬がまったく効かなくなり、朝まで寝られない日が連日続く。

頭のどこかが常に覚醒している感じで、睡眠導入剤の効く余地がまったくない感じ。
こんな日が毎日だ。さすがにボディブローが効いてくる。
体のあらゆる部分に異変が起きている。
そろそろ限界、そんな気がしてきた。

全身倦怠、疲労感

12月に自覚症状が出始めて、半年になろうとしている倦怠、疲労感。

朝起きると、ぐったりと全身に覆いかぶさってきて、もうなにもしたくなくなる。
疲れるようなこと、なにもしていないのに。

例えると、インフルエンザの症状で「高熱」だけを抜いた感じか。

この状態がよもや半年も続くとは思ってもみなかったが、さすがにきつい。

毎日、なんのために過ぎていくのか・・・

味覚障害

この頃起こりはじめた異変のひとつに、なにを食べても「おいしい」と感じられなくなったことがある。

ん~、なんでかな。

そしてあるとき、マックのハンバーガーとか、吉野家の牛丼とか、寿がきやのラーメンなど、普遍的にこの味!と慣れ親しんだものを食べてみると、自分の味覚の異変に気がついたのである。

おいしくない。 あの味が、しない。

味覚の異変とともに、食に対する欲求がどんどんなくなっていったのもこの頃からだ。


それともうひとつ。
温度の感覚がわからなくなってきた。

たとえば風呂の浴槽に入るとき、熱いのかぬるいのか、わからない。
温度を感じるときに大切なはずの手足の感覚は、しびれてしまっていてさっぱり用を成さない。

とにかく病院に駆け込み症状を話して、調べてもらうしかなさそうだ。

変調のはじまり

師走も押しせまるようになって、首から肩への頑固な凝りと、全身になんともいえぬ倦怠感が襲うようになってきた。

5~10分時間があれば、その場にしゃがみこんでしまいたくなるような、できれば横になってしまいたい体のだるさ。

ん~、なんだこれ・・・


年末の大掃除やちょっとした片付けものもほとんどが女房任せになってしまう。

それでもなんとか迎えた正月だった。
メニューを考え、オードブルを作り、、

今から思えば、信じられないぐらいの「仕事」をこなしていたもんだ。

3日の午後は、去年に続き横浜ベイスターズの選手の実家で家族写真の撮影があり、家へ戻ったときには自分でもはっきりわかる疲労感と倦怠感に、体調の異変を確信した。
これはなんか、絶対おかしい。

検査結果

一週間後、検査結果が出た。

幸いにして、悪性の腫瘍らしきものは見当たらず、単なる胃潰瘍ですという結果。

「癌?」という疑念がすっかり気持ちの中に居座っていた一週間だっただけに、肩透かしを食らったような妙な気分だった。

「この写真、あげるよ」

「いや~よく撮れてるね。さすが名カメラマン!」

先生がくれた記念写真、大事にとっておこう。

胃カメラ


「なんか、大きなストレスとか、なかったの?」

言われてみても、零細個人事業主ならだれでも背負っているようなことばかり。因果関係のバランスがとれていないような違和感が残るが、これで順調に回復してくれればまあそれはそれでいいのだろう。


けれど。


胃カメラ




あの血便は、いったいなんだったのだろう・・・
日一日と過ぎるうちに、見なくていいものを見てしまっただけだというような自分勝手な解釈で記憶を消し去ろうとする自分。

うらはらに、胃の辺りがムカムカ、しくしくする不快感が増してくる。
まもなくやってきたかかりつけの可児とうのう病院の循環器診察日にも、その事態を打ち明けられずにいた。
あの日、躊躇なく仔細を先生に話していれば・・・

月が替わり、師走。
町の住民検診があり、会場で問診を受ける。
先日の血便、そしてバリウム検査希望を伝えると、「バリウムはいいから、すぐに胃カメラの予約をとってください」とのこと。

バイアスピリン(血が固まりにくくする薬)を服用中だったので、飲むのをやめ効果が抜けるのを待ち、町内の医院で検査を受けたのはその10日後だ。

中学の同級生である先生から、「大きいのが出来とるぞ」と言われ、病理検査の結果は一週間後とのこと。
まずは悪性のものではないことを祈るばかりだった。

備忘録 そして闘病録

      
       

ブログを更新しなくなって数年。すっかり忘れてしまったこのWANパク日記を、今日からまた少しずつ自分のためだけに書き留めておこうと思う。

体の不調が現れ始めてもう半年。 長い長いトンネルの、今はいったいどのあたりなのか、出口の明かりは未だ見えないままだ。


             血便

昨年の11月10日の夜、仕事から帰ってきて突然妙な便意を催し、トイレへ駆け込む。
ずるずると柔らかい便が出終わり、便器を覗いて仰天。

なんだこれ・・・

黒褐色のカレールーのようなもので便器がいっぱいになっていた。

「おかあさん、今日はちょっと調子が悪いんで、飯食べずに寝るわ」

なんなんだ、さっきの・・・

布団に横になりながら、今しがたの現実が受け止められないでいた。

泡盛の水割りを3~4杯。 いい気分になったところで、三線を取り出し沖縄民謡を爪弾く、
いつもなら何より楽しみにしている晩酌のひとときが、この日を境にピタリと消えた。


組長襲名

町内会の「班」を、私たちの町では「組」という。

その組長の役が、今年度まわってきた。しかも近隣4つの組の会計というおまけまでついてきた。

99160001.jpg


明治の代から続いているという組長保管の木箱を引き継いだ。中にはその当時からの「重要書類」がぎっしり詰まっている。

おりを見て中の帳面などにも目を通してみよう。



今年一年、どうか大過なく過ぎますように…



プロフィール

smile

Author:smile
わが家のワンコを溺愛する「わんこおやじ」。
本業(写真店)のかたわらワンコ用スイーツも作っています。

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